第21章 The Easy Way To Stop 簡単にやめる方法¶
この章には、簡単にポルノをやめるための指示が含まれる。あなたが指示を守るなら、ポルノをやめることが、比較的簡単に感じられたり、楽しく感じられたりするだろう!あなたが以下の指示を守るなら、馬鹿みたいに簡単にポルノをやめられる。あなたがやるべきことは二つだけ。
1、自分は二度とポルノを見ないと決断する。
2、その決断について、モーピング(うつむき嘆く)してはいけない。喜ぶ。
あなたは疑問に思うだろう、「この本の残りの部分の必要性とは一体?なんで最初にそれを言わなかった?」まあ、答えは、あなたはいずれ、その決断について、モーピング(ネガティブになって嘆く)していたであろうということ、その結果、やがて、自分の決断を変えたであろうということ。おそらく、あなたは既にそうしたことが、過去に何度もあった。
既に言ったように、ポルノは巧妙で邪悪な罠である。ポルノをやめることの主な問題点はドーパミン依存症ではない、これは確かに問題ではあるが主原因ではない、主原因は洗脳である。ゆえに、最初に、すべての迷信と幻想を破壊する必要がある。敵を理解し、その戦術がわかれば、あなたは簡単にそれらを倒せる。私は自分の人生の相当な期間を、ポルノをやめるようと試みつつ暗い鬱病に苦しんだ、ようやく抜け出せた時、私は、悪い時はなく一直線でゼロまで行った。禁断症状の期間も楽しかった、それ以降私は一度も禁断症状発作を持ったことはない。それどころか、それは、私の人生で起こった最も素晴らしいことの一つだった。
私の最後の試みはそれまでとは違った。今日のすべてのポルノ使用者と同じように、この問題は、私の思考の中で真剣に検討されていた。その時までは、失敗の後は次の試みではより簡単になるさと考え、自分を慰めるのがお決まりだった。このようなやり方を自分の残りの人生の間続けなければならないとは思ってもいなかった、この考えは私を恐怖で満たした、私はこの事についてとても深く考え始めた。
ブラウザを立ち上げる代わりに、私は自分の感情を分析し、自分がすでに知っていることについて確認した。私はポルノを楽しんでいなかったし、汚く不快だと思っていた。私は、世界の他の地域に住む非ポルノ使用者や、動画サイトのことを知らない年長者に目を向けた。その時までは、私は非ポルノ使用者の事を、無色透明で何の主張もない、非社交的で、細かいことに拘るやつらだと考えていた。しかしながら、彼らを検証してみると、彼らは…彼らは、どちらかと言えば、自分よりも強く、リラックスしているように見えた。彼らは生活のストレスや重圧に対処でき、社会役割り(ソーシャル・ファンクション)を、ポルノ使用者よりも楽しんでいるように見えた。彼らは、確かに、ポルノ使用者よりも、輝きと熱意を持っていた。
私は元ポルノ使用者と話を始めた。この時点までは、私はずっと、彼らは健康か宗教上の理由でポルノをやめることを余儀なくされ、常に隠れてハーレムを訪問したいと思っている、と考えていた。何人かは言った、「偶には禁断症状発作は起きるよ、でもそれらはとても少ないし、発作と発作の間隔も長い、気にかける価値もないほどにね」、ほとんどの人は言った「ポルノが恋しくなるかって?おいおい冗談だろ!今までにないほど人生が最高だよ!」。失敗も彼らにとっては、前のめりに倒れることであり、自分自身を非難せず、無条件で受け入れていた。まるでコーチが真の名選手のミスを受け入れるように。元ポルノ使用者と話すことで、自分の頭の中にずっとあった別の迷信も崩れ去った、私は、自分の中には生まれ持った弱さがあると迷信していた、誰もがこの個人的な悪夢を経験するんだと理解し始めるまでは。
基本的には、私は自分に次の様に言った、「今、大勢の人たちがやめようとしている、完璧に幸せな人生に向かっている、私はポルノを始める前は、それを必要としていなかった、私は憶えている、自分はこの汚物に慣れるために一生懸命努力しなければならなかったことを。ならば、なぜ今、それをする必要があるのか?」。どんな時も、私はポルノを楽しんだことはなかった、この汚れた儀式のすべてを嫌っている、この不快な依存症の奴隷のまま一生を終えたくない。それから、私は自分にこう言った:
「好むも好まないもない、私はすでに自分の最後のセッションを完了している」
私にはわかった、自分がそれ以降二度とセッションをしないことが。それが簡単だとは思っていなかった、逆だ。私は、完全に信じていた、自分が数カ月の暗い鬱病と契約したと、そして、偶に禁断発作を起こしながら残りの人生を過ごすのだと。そうではなかった、それは始めから完璧な幸福だった。
なぜこんなにも楽にことが運び、あの恐ろしい禁断症状に苦しむこともなかったのか、理解するまでには長い時間がかかった。その理由は、禁断症状は存在しない、ということだった、発作を作っているのは疑念と不確定性だった。美しい真実とは、ポルノは楽にやめられる、ということ。決断をしないことと投げ出し嘆き塞ぎ込むことがそれを難しくしていた。依存症にあっても、ポルノ使用者は、ある特定の時には、比較的長い期間をポルノ無しで過ごせる。あなたが、ポルノを求め、それが与えられない時にのみ、あなたは苦しむ。
ゆえに、簡単にやめるための鍵は、やめることを確約し最終とすることにある。自分がポルノを断ち切ったことを願うのではなく、知ること、その決断をすること。絶対にそれを疑ったり質問してはいけない、そうではなく実際にはその逆、いつでも歓喜(リジョイス)していよう!。もし始めから確信できるなら、それは簡単になる。だがどうすれば始めから確信できるのか?そこで、この本の残りの部分が必要なのである。始める前に、あなたの思考をクリアにするために必要な、要点がいくつかある。
1、自分がそれを達成できると気付いてほしい。あなたも例外ではない、あなたにポルノを見せることができる唯一の人物は、あなた自身だけである。まさか自分が男らしさを失うために使われているとは夢にも思っていない、あのスター(有名人)ではなく。
2、手放すものは何一つもない。それどころか、膨大な恩恵がある。より健康に、より裕福になるだけでなく、良い時は、より楽しく、悪い時は、惨めさが減る。
3、覗き見や一度だけの訪問、などというものはありえない。ポルノグラフィーは麻薬依存症であり、連鎖反応である。偶の訪問を求め嘆くことは、不必要に自分を罰することにしかならない。
4、ポルノのことを、ヤケドすることもある「男はいくつになっても少年」な癖と考えず、麻薬依存症として見る。好むも好まぬもなく、自分が病気にかかっているという事実に向き合う。それが治らないのは、あなたが、砂に頭を埋めて、目を背けているからだ。覚えておいてほしい、それは、すべての重大な病気と同じ様に、一生続くだけでなく、飛躍的に悪化する。それを治療するのに最適な時は、今である。
5、この病気を分離してほしい、神経学的な依存症を、ポルノ使用者であるか、そうではないか、という考え方から。すべてのポルノ使用者は、もし時間を遡って中毒になる前に戻れる機会を得たら、その機会に飛び付く。あなたはその機会を今日手に入れた!それについて、「あきらめること」だとは考えてはいけない。
あなたは最後の決断をしたので、あなたは最後の訪問を終えている、あなたはすでに非ポルノ使用者である。ポルノ使用者とは、ポルノで自分を破壊する人生を送る哀れで不幸な人たちのうちの一人であることを指す。非ポルノ使用者とは、そうではない人のことである。あなたがその最後の決断をすれば、あなたは既に自分の目標を達成している。事実に歓喜しよう、座って嘆き塞ぎ込んで化学的依存症が消えるのを待っていてはいけない。外に出て人生を楽しもう、今すぐ。あなたが依存症であっても、人生は素晴らしい、あなたが依存症でないなら、毎日はもっとずっと素晴らしくなる。
楽にやめる鍵は、自分は禁断症状の期間(最大で三週間)、完全にポルノを断つことに成功する、と確信すること。正しい心構えでいれば、あなたはそれが馬鹿みたいに簡単だと思うだろう。
この時点で、もしあなたが、最初に要求されたように、柔軟に心を開いていれば、自分は脱出すると、既に決断をしているだろう。あなたは今、ワクワクしているはず、手綱を引っ張る犬のように、デルタフォスBポルノウォータースライドが崩れ去るのを待っていられない。もし、あなたが絶望と失望を感じているなら、それは以下の理由のうちのいずれかであろう:
1、何かがまだあなたの思考の中で明確になっていない。上記の5つの要点読み返し、それらが真実だと信じられるかどうか自問する。疑念を持った点があれば、この本の該当する所を読み返す。
2、あなたは失敗そのものを恐れている。心配ない、そのまま読み進めてほしい、あなたは成功する。ポルノという業界全体が超巨大なスケールの信用詐欺なのである。知的な人たちは信用詐欺に引っかるが、愚か者だけが、その手口を知ってなお、自分に嘘をつき続ける。
3、あなたはすべてに同意するが、未だ惨めである。惨めでいることをやめてほしい!目を開けて、素晴らしい何かが起きている。牢獄から脱出しようとしているのだから、正しい心構えで始める必要がある:「素晴らしい!私は非ポルノ使用者だ!」
今、あなたがやるべきことは、禁断症状の期間、自分をこの心構えのまま維持すること、それをするための特殊な要点を次の章から数章取り扱う。禁断症状期間の後は、あなたはその考え方をする必要はなくなるだろう、あなたは自動的にそう考える、あなたの人生に残された謎は、なぜ以前の自分はこれがわからなかったのだろう、になっているだろう。しかしながら、二つ重要な警告がある。
・最後の訪問をする予定はこの本を読み終えてからにしてほしい。
・禁断症状期間は最大三週間と何度も言ってきたが、これは誤解を与えるかもしれない。まず、あなたは無意識に三週間苦しまなければならないと思うかもしれない。そんなことはない。次に、「なんとかして、三週間ポルノを断てば、それで大丈夫なんだ」と考える罠を避けてほしい。三週間経った後、実際に、魔法のようなことは何も起きない、あなたが突然、非ポルノ使用者の気分になることはない、彼らは、実際に、ポルノ使用者とは何か異なる感覚を持つわけではない。三週間の間であなたがポルノをやめていることについてモーピング(嘆き塞ぎ込む)しているなら、十中八九、3週間後も、そのことについてモーピング(嘆き塞ぎ込む)している。要約すると、もしあなたが今、「私はもう二度と使わないんだ、最高じゃないか?」と言って始めるなら、三週間後、すべての誘惑は消えている、一方で、あなたが「ポルノ無しで、三週間生き延びることさえできれば」と言うなら、三週間が過ぎた後、あなたは死ぬほどハーレムを訪れたくなる。
こう考えてほしい、あなたの脳は現状を維持したい、なので、もしあなたが、ポルノをやめると何か良いものを失うと信じている場合、あなたは、間違いなく、酷い気持ちになるだろう。あなたの脳がそれを信じていない時に、ある特定の気持ちを感じるように自分に強いることはできない。これゆえに、大変な思いをしてでも、ポルノがあなたに何かを与えているという幻覚を除去することが重要となる。これがあなたが、自分は何も犠牲にしないことを知る方法である。
性機能障害は、あなたの脳とマインドセット(心構え、考え方)に深く関係する。インターネットポルノは、あなたの報酬回路をつなぎ変え、あなたの思考に「疑う」考え方を与える。この自己を疑うこと(self-doubt、自信喪失)が、間違いなく、性機能障害を引き起こす。上半身には性欲が溢れているのに、下半身は性的興奮がないまま我慢するのは、あなたのマインドセット(思考)に起こりうる最悪のことである。恋愛に伴うリビドー(性欲)は、あなたが死ぬまで飲むことができる若さのエリクシア(魔法の薬)である。ポルノをやめることで、あなたはその(*エリクシアを飲む)確率を高く保てる、だが、これは唯一の恩恵でも、大きな恩恵でもない。大きな恩恵とは、奴隷からの解放である。