〜かと思うと、〜かと思ったら、〜か〜ないかのうちに

〜かと思うと / 〜かと思ったら

〜すると、すぐに 前の事象が起こった直後に、後の事象が起こる。

V(タ形) + かと思うと

①話し手の驚きや意外だという気持ちが含まれる。②自分の行動には使えない。③意志文、命令文、否定文などは後ろに来ない。

空がピカッと光ったかと思うと、大きな雷の音が鳴った。

空が急に暗くなってきたかと思うと、雨が降ってきた。

〜か〜ないかのうちに

~するのとほぼ同時に 前の事象が起こる直前で、後ろの事象が起こることを表す。

V(辞書形 / タ形) + か + V(ナイ形) + かのうちに ※Vは同じ動詞

実際に起こったことに対して使うため、意志や依頼の文、否定文や命令文は後ろに来ない。

会社に着くか着かないかのうちに雨が降り出しました。

電車が駅に着くか着かないかのうちに、たくさんの人が降りる準備をした。

「〜か〜ないかのうちに」と「〜たとたん」の違い

「〜か〜ないかのうちに」は動作やイベントが発生する直前を表す。 一方で、「〜たとたん」は動作やイベントが発生した直後を表す。

よって、次のような場合は置き換えることができない。 置き換えできないケース: ⭕️ 電話を切ったとたん、またかかってきた。❌ 電話を切るか切らないかのうちに、またかかってきた。

⭕️ 電話を切ったとたん、またかかってきた。❌ 電話を切るか切らないかのうちに、またかかってきた。