〜折に、〜に際して

〜折に

〜ときに / 〜の機会に V(辞書形 / タ形)+ 折りに Nの + 折りに

①「〜ときに」よりも丁寧な表現。②マイナスのことにはあまり使われない。③「折りに触れて」や「折りを見て」といった定型文句がある。

次にお会いした折に、また詳しくお話いたします。

中国へ旅行に行った折に、偶然昔の生徒に会った。

〜に際して

〜するときに / 〜に先立ち 特別な何かをする始めるときに使う言葉。

V(辞書形) + に際して N(する動詞) + に際して

①硬い表現 ②これから起こることに対して使う。

お二人の門出に際して、お祝いの言葉を申し上げます。

入居に際しての注意事項を説明します。

〜にあたって / 〜にあたり

〜するとき 特別な場面や重要な場面で使う。使用場面の例:新学期、入学、卒業、就職、結婚、発表、試験など V (辞書形)+あたり N + にあたり

硬い表現なので日常会話では使わない。

皆さん、JLPTを受けるにあたって、大切なことを伝えておきます。

会社の面接を受けるにあたり、受ける会社の情報だけでなく、ライバル会社について調べておくことも大切だ。

卒業研究の発表にあたり、資料の準備はもちろん、発表の練習をしておくことも必要だ 結婚するにあたり、二人の将来のプランをしっかり話し合った。

〜先立って / 〜に先立ち

〜の前の準備として、必要なことをする 「卒業」や「留学」など特別な事に対して使う。

V(辞書形) + に先立って N + に先立って

世界一周に先立って、保険に加入したり、新しくクレジットカードを作ったりした。

アメリカ留学に先立ち、現地で購入できないような参考書や辞書は先に送っておいた。

引っ越しに先立ち、まとめられる荷物はまとめておきます。

〜ところだった

もう少しで~になる可能性があった。 / ~という結果になったかもしれない。

実際にはなっていないが、そうなりそうであったことを言う時に使う。

V(辞書形 / ナイ形) + ところだった

車を運転してると、突然猫が飛び出してきて、もう少しでひいてしまうところでした。

あと10秒遅かったら、電車に乗り遅れるところだった。

イタズラしすぎたせいで、もう少しで彼を怒らせるところでした。

〜ことになると / 〜こととなると

~の話題になると / ~の話になると 〜の話題について話すと、ある人の態度が急に変わることを表す表現 N + のことになると V(辞)+ことになると

田中さんはアクション映画のこととなると、話が止まらなくなる。

部長はいつも怖いが愛猫のことになると、優しくなる。

父は食事のマナーのことになると、とてもうるさいです。

〜ようとしている

もうすぐ〜する / 間もなく〜する 物事が始まる、あるいは終わる直前を表す。

V(意向形) + としている

①動詞は瞬間動詞 ②主語に「私」は使えない 今に試合が始まろうとしていた。

5年前から建設が始まった、大型複合施設が間もなく完成しようとしている。

長かった浪人生活も終わろうとしています。