〜によって(手段・対応・理由)、〜によると、〜によっては

〜によって

Nという手段や方法で〜する 手段・方法を表す。書き言葉として使われる。「〜で」で置き換えが可能。

単に手段の選択を表す場合には使わない。×毎日、自転車によって学校へ行く。×箸によってご飯を食べます。

●Nにくる言葉の例 インターネット、メール、方法、結婚、リサイクル、対話、教育、リクエスト、技術、システムなど。

・「〜により」という言い方もあるが、「〜によって」よりもやや硬い表現である。・後ろに名詞が来る場合は「〜によるN」となる。

テストの結果によって、クラスが決まる。

毎日、早く起きることによって、体の調子がよくなってきた。

〜によって(誤用)

単に手段の選択を表す場合には使わない。×毎日、自転車によって学校へ行く。×箸でご飯を食べます。

毎日、自転車によって学校に通っている。

メールによって、友達に連絡することが多い。

〜によって

「〜」が変わると、後件も変わる。

N + によって

文化は国によって異なる。

物価は国によって異なる。

好みは人によって違う。

〜によって

〜が原因で。

N + によって

「〜により」という言い方もあるが、「〜によって」よりもやや硬い表現である。

人身事故の影響によって、電車が遅れている。

台風の影響により、搭乗予定の飛行機が欠航になった。

〜によっては

ある〜の場合は・・・こともある。

N + によっては

国によっては、食べ物、飲み物持ち込み可のレストランもある。

人によっては1日3時間しか寝ない人もいる。

モールによってはペットを連れて入れるところもある。

〜によると / 〜よれば

〜では 情報源や判断の元を表す N + によると / によれば

・伝聞表現とともに使われることが多い。・「〜によると」も「〜によれば」も意味は同じ。・「(Vタ)ところによると」、「(Vタ)ところによれば」という表現もある。・文末には「〜らしい」や「〜そうだ」が来ることが多い。

天気予報によると、明日は雨だそうです。

田中さんによると、もうすぐあの二人は結婚するそうです。