〜てから、〜あとで、〜前に
〜あとで
〜してから 前件の事柄が後件の事柄より先に起こること表す。
V(タ形) + あとで N + のあとで
図書館で宿題をしたあとで、帰ります。
今から少し練習したあとで、前で発表してもらいます。
電車に乗ったあとで、学校に忘れ物をしたことに気がつきました。
授業のあとで、カラオケ行かない? ご飯のあとで、シャワーを浴びます。
仕事のあとで、飲みに行きませんか。
映画のあとで、ちょっとカフェでもどう? 飲み会のあとで、同僚とラーメン屋に行った。
〜てから
XてからY:Xを先に行い、それが終わったらYを行う。
V(て形)+ から
「後文の事柄が起こる条件として、まず前文の事柄が起こる必要がある」というニュアンスがある。
手を洗ってからご飯を食べます。
洗濯してから、部屋を掃除します。
「〜てから」と「〜あとで」の違い
「〜てから 」は「後文の事柄が起こる条件として、まず前文の事柄が起こる必要がある」というニュアンスがある。
例えば、歯を磨かずに寝ようとしている息子に対して、 ・歯を磨いてから寝なさい! ・歯を磨いたあとで寝なさい! という例文があったとすると、「てから」の文は「寝るんだったら、絶対に歯を磨かなければダメ!」というニュアンスがあり、「あとで」よりも自然な文となる。
とはいえ、2つの文は置き換え可能なケースが多いので、使い分けについては神経質になる必要はないと説明し、学習者が不自然な発話をしたら都度、訂正していく形で進める。
・歯を磨いてから寝なさい! ・歯を磨いたあとで寝なさい!
〜前に
2つの行為のうち、どちらを先に行うかを表す時に使う表現。
V(辞書形)+ 前に N + の前に N(期間) + 前に
昨日、今日、去年、今年、先月などの数字を伴わない時間表現には使えない。
旅行する前に、観光地やオススメのレストランなどを調べておきます。
バスに乗る前に、薬を飲んでおきます。